行政書士を独学で勉強する時に揃えるべき教材のポイント

最低限何が必要かを知る

独学の場合、教材も自分で選んで揃える必要があります。しかし、書店の資格試験コーナーに行ってみると、想像以上にたくさんの行政書士試験の教材があるので迷ってしまうこともあると思います。ここでは、最低限必要な教材を押さえておきましょう。

●基本テキスト

言うまでもなく必須教材です。いくつかの科目が1冊にまとまったもの、科目ごとに冊子が分かれているものがあります。好みのものを選んで良いと思いますが、試験科目を網羅すること、受験年度に合ったテキストであることに注意しましょう。

通勤時間に勉強したい人は、科目ごとの冊子のほうが軽くて持ち運びが楽です。一方、たくさん冊子があるとプレッシャーを感じる人は、上下巻などにまとまったものを選ぶと良いでしょう。

実際に手に取って見比べてみて、文字の大きさや解説のわかりやすさを確かめてから購入することをお勧めします。長く使うものなので、ストレスを感じるようなものは避けましょう。

●過去問集

これも必須の教材です。年代別と体系別がありますが、体系別の方が重要です。年代別は、受験年度ごとにまとまっているので模試的に使うには便利ですが、日々の勉強では体系別のほうが使いやすいです。

体系別は、同じジャンルの問題ごとに編集されているので、一つの論点を様々な角度から演習できます。だから、テキストを読み進めながら体系別の過去問集を解いていくことで、インプットとアウトプット両方の演習ができます。

●試験六法

試験六法とは、行政書士試験に出題される法令だけを集めた法令集です。受験六法とも言います。いわゆる六法は、試験範囲外の法令も多数収録されているので、辞書的に使うにはやや不便ですが、試験六法は試験範囲に限った法令のみの収録なので、目当ての条文もさっと探せます。

また、その条文に関する過去問が収録されているタイプのものを選べば、条文を読むだけでなく、問題演習も一緒にできて非常に便利です。

なぜ、テキストだけでなく試験六法が必要なのかというと、独学の場合は教えてくれる先生がいないので、自分で辞書を引いて調べる必要があるからです。その辞書が、試験六法だと思ってください。わからないこと、調べたいことが出てくるたびに試験六法を引いて調べる癖を付けておきましょう。コンパクトにまとまったテキストだと、条文の掲載が少ないものもあるので、余計に試験六法が重要になります。

●模試

勉強の仕上げに使用します。できるだけ、自宅受験でないものを選ぶのがお勧めです。外部会場で受験する模試だと、大勢の人が集まる本試験の感じを体験できるので、一度は受けておきたいところ。
時間配分も、模試でしっかり練習しておきましょう。



ここまでが、独学の場合に必須と考える教材です。これを中心に勉強し、余裕があれば予想問題集にも手を伸ばしてみると良いと思います。

ただし、必須教材をしっかり使いこなせば、実のところ他の教材はいらないと感じるはずです。あれこれ別の教材に手を伸ばす前に、基本教材の演習がしっかりできているかを見直してみてからでも遅くはありません。とにかく基本、基本が大事だということを忘れずに。